金櫻神社とは?
山梨県甲府市に鎮座する金櫻神社(かなざくらじんじゃ)。
山梨県と長野県の県境にある金峰山をご神体とする山岳信仰の神社です。
東京都の武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)、埼玉県の三峯神社(みつみねじんじゃ)とともに、オオカミ信仰の神社としても有名ですよ。
桜の名所としても有名で、金運アップ、災厄除けのご利益でも有名な、山梨県随一のパワースポットです。
金運を上昇させ、災いを遠ざけたいと願う方に、参拝をおすすめしたい神社・・・それが、金櫻神社です。
金櫻神社の御祭神
少彦名命(スクナビコナノミコト)
大己貴命(オオムナチノミコト)
須佐之男尊(スサノオノミコト)
少彦名命と大己貴命は、協力して国造りをした神様。また、須佐之男尊は、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の弟神。
高天原で乱暴を働いて、葦原中津国に追放された後、泣いている奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)と出会ったことがきっかけで、八岐の大蛇(やまたのおろち)を退治した神話が有名ですね。
金櫻神社の歴史は?
金櫻神社は、創建から1600年以上の歴史を持つ、古いお社です。
第10代崇神天皇の御世、諸国に疫病が蔓延しました。
疫病の収束を願って、金峰山の山頂に医薬の神さまである少彦名命が祀られたのが、金櫻神社のはじまり。
その後、第12代景行天皇の御世、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が、東国平定の帰りにこのお社に寄り、社殿を建てることを甲斐国造に命じました。
日本武尊はこのときに、大己貴命と須佐之男尊の二柱も祀るように命じたので、金櫻神社の御祭神は、このときから三柱になったといいます。
第40代天武天皇の御代の702年(大宝2年)には、大和国(奈良県)の金峰山から蔵王権現(ざおうごんげん)と金精大明神(こんせいだいみょうじん)が勧請されました。
戦国時代には甲斐武田氏の祈願所として厚く信仰された金櫻神社。現代では、山梨県随一のパワースポットとして、県外からも多くの人が参拝に訪れる人気の高い神社です。
金櫻神社の見どころとパワースポット
水晶加工の発祥の地としても知られる金櫻神社。
ご神宝は、金峰山の山頂で採れたと言われる水晶です。
金櫻神社のお守りは、ご神宝と同じ水晶で作られたものがとても有名。
手にすると一生お金に困らないと言われているお守りですから、参拝したらぜひ手に入れましょう。
鬱金の桜(うこんのさくら)
境内にあるご神木の鬱金の桜(うこんのさくら)には、昔から「金のなる木の金櫻」と崇められているほど、金運アップのご利益があるそう。ぜひ、そのパワーをいただいてくださいね。
ご神水
ご神水は奈良から蔵王権現(ざおうごんげん)を勧請したときに、記念で掘った池から引いているもの。
それ以来、水がずっと湧き出ているのだそうです。ペットボトルを持参していただきましょう。
手水舎
富士山遥拝所
気象の条件が整うと山の間に富士山が見えるようです。
招福大黒天
樹齢2000年ともいわれる杉の木で彫られた大黒様の像がいらっしゃいます。
神社周辺の見どころ
山梨県の景勝地・昇仙峡までの移動距離は、車で10分程度です。参拝したら、昇仙峡へもいってみましょう。
名前の通り仙人がいるのではと感じられる絶景を見ることができます。
金櫻神社へのアクセス
公共交通機関を利用する場合
JR東日本中央本線甲府駅より山梨交通バス昇仙峡滝上行乗車、バス停昇仙峡滝上下車、徒歩25分、もしくは甲府駅よりタクシー乗車、約30分
自動車を利用する場合
中央自動車道甲府昭和IC下車、県道101号経由、約30分、もしくは韮崎IC下車、県道101号経由、約30分
まとめ
山梨県甲府市に鎮座する金櫻神社。山梨県の名高い観光地である昇仙峡の奥にある神社です。
水晶の加工の発祥の地と言われ、ご神宝は水晶で、持つと一生お金に困らないと言われる有名なお守りも水晶でできています。
金運アップ、災厄除けのご利益で有名な金櫻神社なので、是非参拝してみましょう。
特にオススメは桜や紅葉の季節。山の雰囲気が明るくていく道のりも楽しくなります。