身曾岐神社(山梨県北杜市)八ヶ岳の山中にあるパワースポット

山梨県北杜市に鎮座する身曾岐神社(みそぎじんじゃ)。八ヶ岳の麓に鎮座しています。

1985年(昭和60年)に禊教(みそぎきょう)という宗教法人の教主が創建したのが始まりです。歴史は浅いのですが、古代から伝えられた古神道の伝統を受け継ぎ、心も体もきれいになるみそぎの大切さを伝えている神社。

最近では子宝のご利益があるとして有名になっているパワースポットです。

参拝の祝詞が特殊

身曾岐神社の拝殿で参拝しようとすると、「2礼2拍手1礼」という作法は同じで良いのですが、

とほかみえみため
かむながら
たまちは幸いたまえ

という祝詞を奏上するように書かれていました。言霊による禊祓をするという作法なのかもしれません。

神につながる言霊とも言われる「とおかみえみため」という音。「吐菩加美依身多女(とほかみえみため)」と書かれることがありますが、これは伊邪那岐尊が禊ぎをしたとき実際に唱えたとされるもの。「遠つ神、恵み賜へ」という意味があります。

古神道を強く意識している神社ということで、作法も異なるようです。

「縁結び・子宝」の杉

実はこの神社に行く伺う予定はなかった私。

妻と1歳の子供と一緒にほうとうを近くで食べていたのです。するとお店の中に身曾岐神社のパンフレットがあり、気になったので参拝することになりました。

当時は2人目の子供をつくろうという気はなく、参拝したのですが子宝にいいということでご縁があればいいなと夫婦でこの杉をくるくる回ったのです。

すると、忘れた頃の数ヶ月後に妊娠がわかり、無事に出産。今では、2人の娘に囲まれています。ご利益というのはあるのかもと感じさせてもらえた杉の木です。

身曾岐神社の御祭神は?

天照太神(アマテラスオオミカミ)
天徳地徳乍身曾岐自在神(てんのとくちのとくひつぐみそぎらむながらのかみ)

天照太神とありますが、宗教的な違いで天照大御神(アマテラスオオミカミ)と同じ神様と考えて良いでしょう。

天照大御神は天皇家の祖先でもある太陽の神様です。また、天徳地徳乍身曾岐自在神てんのとくちのとくひつぐみそぎらむながらのかみは、幕末の国学者であり、神道家である井上正鐵翁いのうえまさかねおうのこと。井上正鐵翁は1790年(寛政2年)に江戸で生まれ、44歳で白川伯王家しらかわはくおうけに入門しました。白川伯王家とは、第65代花山天皇の皇孫から始まった古代からの神道の伝統を伝え続けた公家のこと。

江戸に戻ったのち、独自の神道を唱えて寺社奉行から邪教として疑われた井上正鐵翁は、1849年(嘉永2年)に流された三宅島で亡くなってしまったと伝わっています。

身曾岐神社の御祭神の神話は?

天照大御神は、国生み神話の伊邪那岐尊(イザナミノミコト)と伊耶那美命(イザナミノミコト)の間に生まれた太陽の神さま。

『古事記』の天岩戸の神話が有名です。

弟の素戔嗚命(スサノオノミコト)が、高天原で乱暴を働いたのに嫌気がさした天照大御神は、天岩戸にこもってしまいました。

太陽の神さまが隠れたので、世界は真っ暗闇に包まれてしまいます。

高天原の神さまたちは天照大御神を外に引っ張り出そうと、天岩戸の前でどんちゃん騒ぎを起こしたのです。

「なんだろう」と天照大御神が外の様子をうかがったところを、力の強い天之手力男神(アメノタヂカラオノカミ)が捕まえて引っ張り出し、世界は再び光に包まれました。

天岩戸の神話のモデルは、邪馬台国の女王・卑弥呼が生きた時代に起きた皆既日食ではないか、という学説もあるほど。

身曾岐神社の歴史は?

1985年(昭和60年)、禊教(みそぎきょう)によって創建された身曾岐神社。

三宅島で亡くなった井上正鐵翁(いのうえまさかねおう)の思想は、明治以降門人によって思想が広められ、やがて禊教(みそぎきょう)に発展します。

その後、2004年(平成16年)に身曾岐神社の所有者は宗教法人「かむながらのみち」に変更されます。

「かむながらのみち」の教主は、人気フォークデュオ・ゆずの北川悠仁さんのお母様。そのゆかりで、たびたび身曾岐神社の境内でゆずがライブを行われています。また、2011年には北川悠仁さんとフリーアナウンサー・高島彩さんの結婚式が行われ、一気に身曾岐神社は有名になりました。その他、能楽殿が非常に美しくCMなどロケ地として使われています。

身曾岐神社の見どころとパワースポット

この身曾岐神社は、御祭神・井上正鐵(いのうえまさかね)翁がお伝えになった古神道の奥義「みそぎ」の行法並びに徳を広く皆さまにお分けする神社です。

そもそも、身曾岐神社の身曾岐は当て字、音だけ使っています。「みそぎが大事である。」と伝える神社です。

やはり自然を大切にしており「神は火水(かみ)なり」という考えを忠実に守っています。

その古神道の奥義に従った火の神事、水の神事を行っているということで、それぞれの専用のお社が建てられているのが特徴的でした。

火祥殿

水祥殿

御神水

身曾岐神社でいただける御神水は、八ヶ岳の湧き水。ペットボトルを持参していただくことも可能ですが、社務所にお願いすれば、御神水をさらに浄めていただくことができますよ。(初穂料5,000円から)

手水舎

神楽殿

周辺の見どころ

参拝後の観光にも身曾岐神社はお勧めの場所です。

境内から車で15分程度の距離には、サントリー白州蒸溜所・天然水南アルプス白州工場とシャトレーゼ白州工場があります。(いずれも要予約)

工場を見学するだけではなく、ウイスキーの試飲や、アイスクリームの試食を楽しむことができますよ。小淵沢には、他にも数多くの観光スポットがあります。

参拝後はぜひ、観光も楽しみましょう。

身曾岐神社へのアクセス

・公共交通機関を利用する場合

JR東日本中央本線・小海線小淵沢駅下車、タクシー利用約5分

・車を利用する場合

中央自動車道小淵沢IC下車、県道608号経由約10分

まとめ

山梨県北杜市に鎮座する身曾岐神社。下調べをしていると、神道以外の宗教的な要素があるのかと思いましたが、意外にも素晴らしい神社でした。

歴史の浅い神社ですが、古神道の伝統を受け継ぎ、心と体をきれいにする、みそぎの大切さを伝えています。

自然の豊かな八ヶ岳の麓に鎮座し、子宝や縁結びのご利益があるとして人気です。周辺に観光地も多く、参拝してみそぎで心と体をリフレッシュしながら楽しみましょう。

 

 

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