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戸隠神社のおみくじの解読【11~20番】

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戸隠神社のおみくじは書かれている内容が非常に難しいということで知られます。せっかくの神様からのメッセージをいただいても全く分からないとさびしいですよね。今回は11番~20番までのおみくじの意味していることについて解読していきます。

番号によって確認ページを準備しております。知りたい番号をクリックしてください。

戸隠神社御神籤文

1番~10番
11番~20番
21番~30番
31番~40番
41番~50番
51番~60番
61番~70番
71番~80番

ネット上に画像や文章があるもののみ記載しております。不足しているものについて知りたい方は、お手数ですがお問い合わせフォームに全文をご記載の上連絡いただければ追加掲載いたします。

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戸隠神社のおみくじの構成

戸隠神社の構成は一般的なおみくじとは異なっています。

①「○○の兆」と書かれたタイトルと漢文

ここで書かれている「兆」とは、読み方が「うらかた」とか「ちょう」となっており占いの結果という意味があります。内容は古事記や日本書紀などの日本の歴史書などに書かれている場面についての説明がなされます。実は古事記は宇宙誕生から国が作られていく様を表されているのですが、その場面を漢文で紹介する形がほとんどです。

②吉凶の記載

戸隠神社のおみくじは、日本全国神社仏閣は多々あれどあまり見かけないタイプの吉凶の順番になります。大吉・吉・小吉・末吉・平吉の他に珍しい「たいら」「向吉」という結果が出る珍しいものです。向吉は「きちにむかう」という読みで現在は良くないが徐々に良くなるという意味です。

「平」については末吉と凶の間などとも説明されており、内容を見てもそれほど目立って嬉しい内容ではないかもしれない。ただし、元々戸隠山が仏教の聖地であったことや、神道の考え方を心に留め置くと吉でも凶でもないという状態はニュートラルな状態であるとも考えられ、好ましい状態とも受け取れる。受け取り方次第ですが、レアなおみくじということもありラッキーと思うのも良い。

③漢文の場面の説明と今後のアドバイス

「是は~」から始まる部分は、特に重要なメッセージが書かれています。漢文で書かれた場面から読み取れることと占いの結果は対応しており、あなたの現在の状況からどのように今後振舞うのが良いのかというアドバイスが対になって書かれています。「心穏やかに」や「人の言うことをききましょう」、「願いは叶うから安心して」などの内容が書かれているものが多いです。吉凶の表記だけでなくこちらの部分をしっかりと読み込み、今日から実践していくことをおすすめします。

④各項目ごとの良し悪しの説明

「○此れは~」以降の部分は、一般的なおみくじにも書かれる健康や商売、結婚などの個別事項に関してひとつずつ回答してくれる形で進みます。特におみくじを引く段階でアドバイスが欲しいと思った項目について参考にするのが良いでしょう。また、信心するべき神様についても紹介してくれます。今後の神社めぐりの参考にされるのが良いでしょう。

構成についてわかったところでようやく本番です。番号順に意味を解説していきますのでご確認ください。

戸隠神社おみくじ 11番

第十一番 諸神生兆(もろがみうませるのうらかた)

生哉海水戸神風神
木神山祇野槌食神

『吉』

是はおひく衣食住とゝのひて、末ははんじようすべし。しかし事を急になすときは成就しがたし。

何事も心を長くして始むべし。引越新宅作事等にはよしとしるべし。

此は天津神を信心すべし・病事では平癒べし・方は南の方よろづよし・よろこび十ぶんなり・訴訟事十ぶんにかなふ・失物出づべし・いでずともそれだけの徳分有るべし・商は売買ともに利あり・縁談また養子などするもよし・生死は必ず生く・旅立ちよし・待ち人来る・勝負事いひぶん十分のかちなるべし・人をかゝへ、或は職につく何れもよしとしるべし。

内容を確認する
 衣食住は十分な状態になり、後に栄えるでしょう。しかし、急いで何かを行おうと思っても叶いにくい。何事も焦らず、心にゆとりをもってはじめるようにしましょう。また、引越しや家の新築は急いでも良いと知りましょう。

天津神を信仰しましょう。例としては、天照大御神、天忍穂耳命、邇邇芸命、思金神、建御雷神、天手力男神、天児屋命、天宇受売命、玉屋命、布刀玉命など。

・病気は治る
・方角は南であればすべて良い、喜びが十分あるでしょう
・訴訟は十分に勝てる
・なくし物はいづれ出てくるだろう、出てこなくても徳分は得られます。
・商売は売り買いともに利益が出る
・縁談または養子などもよい
・生死に関わる場合は必ず生きる
・旅は良い
・待ち人は来ます
・勝負事は勝てます
・人を雇う、あるいは就職はいずれも良い

 

戸隠神社おみくじ 16番

第十六番 千五百産屋兆(ちいほうぶやのうらかた)

千頭絞殺千五百人 産屋将立登詔給来(ちがしらをくびりころさばちいほひと うぶやほてむとのりたまひけり)

是ははじめは貧賤損毛(まずしくそんもう)ありといえども、すゑにいたれば富貴はんじやうを得るの兆(うらかた)なり。
訴訟事は六分のかちあり。商は売りさきあし、ひかふべし、買ひいれものは手広にしていささかもあやまつ事なく利を得べし。

此の伊邪那岐神をしんじんすべし、病事思ひのほか長引くといへどものちのちはほんぷくすべし、方角は西南の方よし、待ち人来る仕合よし、失物時すぎていづ、家造引越よし、旅立よし、むことり嫁とり等によろづよし、やがて子孫繁昌すべし、勝負事十たびに十度勝つべし、何事もこころまめやかにつとむれば成就せずといふ事なし。

内容を確認する

始めは貧乏でも、後には金持ちで繁盛する兆しがある。裁判などは勝ち目が6割ある。商売は売りは相手が悪いのでやめた方が良い。買いは手広くやっても間違いなく儲かる。

イザナギノカミを信心しなさい。

・病気は思いのほか長引くが最終的には全快する
・方角は西南が良い (たとえば、旅に出るなら西南の方向に行くのが良いということ)
・待っている人は都合よく現われる (たとえば、会いたいと思っていた人が急に来たりする)
・なくしたものは出てくる
・家を建てたり、引越ししたりするのは良い
・旅に出るのはよい
・婿、嫁などを取るのも全て良い、いずれ子孫繁栄するでしょう
・勝負事は10回やれば10回勝つ
・何事も一生懸命やれば達成できないことはない

戸隠神社おみくじ 18番

第十八番 身曾貴上瀬兆(みそぎかみつせのうらかた)

橘乃檍原成上瀬 (たちばなのあはぎはらなるかみつせは )
いと瀬急登煌坐岐(いとせはやしとかしこみましき)

『平(たいら)』

是は事を急ぐ時は、しとげがたきの兆なればこころ柔和にもちてよし。
海河を渡るにこころつくべきなり。
かへすかへすも水難を心すべし。
ものごと過ぎたる事はおよばざるが如し、慎み第一と知るべし。

此れは海の神をまつりふかくしんじすべし、病ごとは日を追ひてほんぷくすべし、よきかたにむく時は一枚紙をはぐが如し、生死十に八つ九つは行くべし、
商い方よし売りかたはあし

 

内容を確認する
物事を急ぐと成功し難いという卦がでているので、ゆっくりとやれば良いでしょう。
海や川、船には特に用心を心がけてください。くれぐれも水の事故に気をつけて。
何事も起こってからでは遅いので、用心するに越したことはありません。

大綿津見神(オオワタツミノカミ)を信仰しましょう。また、海の神として知られる底筒之男神(ソコツツノオノカミ)、中筒之男神(ナカツツノオノカミ)、上筒之男神(ウワツツノオノカミ)からなる住吉三神(住吉大神)綿津見三神などを信心するとよいでしょう。

・病気になったとしても日に日に良くなってゆくでしょう。
・良い方向へは、薄紙をはいでゆくようもので順序立てて向いて行く。
・寿命については当分8・9割方心配しないで。
・商売は順調だが手堅くコツコツとやりましょう。

 

戸隠神社おみくじ 19番

第十九番 身曽貴下瀬兆(みそぎしもつせのきざし)

下瀬者潮弱大體
滌未左受弖還坐

『平』

是は心弱くして、ものごとはかばかしからざるの兆なり。 強き意持つべし。
かくべつの過失はなしといへども時をまちてことをなさゞれば得る事かたしとしるべし。

○此は住吉の神をまつるべし・病事は長びくともさはりなし・方角は南の方よし
・待人は来る、失物いづ・但しおそし・家造り引越よし・旅立ちよし急ぐ事にはもちゐがたし・
訴訟事よし、あまり急にする事はやぶるゝ事あるべし・縁談人を置くよし・商はじめるはわるし・後にはよし・
生死は四分死に六分いく・勝負事十分、何事も急ぐ時はあし、静かなる時は吉をも得べし。

 

内容を確認する
是は心が弱くて、物事がうまく進まない兆です。 強い意思を持つべきです。
たいした過失はなくても、時節を待って行うのが望ましく、そうでないと成果を得る事が困難だと知るべきです。

住吉の神を祀るのがよろしい

・病気は長びいても命に別条ないでしょう
・方角は南方が吉です。
・待つ人はやってくるでしょう、失くし物は見つかりますが、出てくるのは後々でしょう
・家造りや引越に向いています
・旅行も良いですが急用の旅は良いとはいえません
・裁判は勝つでしょうが、あまり急いでする場合は失敗することもあります
・縁談には間に人を置くとよいでしょう
・商売を始めるのは向きません
・後になれば宜しいでしょう
・生き死には四分が死に六分生きるでしょう
・勝負事は十分勝算があります、どんな事も急ぐ時は悪い結果が、静かにゆっくり行えば良い結果がえられるでしょう。

戸隠神社おみくじ 20番

第二十番 身曾貴中瀬兆(みそぎなかつせのうらかた)

中瀬浮沈潜為弖
身體穢給幾(なかつせにうかびしづまひかづきして みけのけがれをそそぎたまひき)

『吉』

是は中分を得て何事もこころのままに成就するのかたち、されどこころを貞正にして慎ふかからざれば身に災禍をうくべし。水に居て水におばれざるの意、此のさかひを能々心に得る事肝要なるの兆なり。

○此れは住吉神を信心すべし・病事速にほんぷくすべし・方角は東のかたよし・失物出づ・待人来る・門出至りてよし・家造引越・よめとりむことり人をかかへるによし・訴訟事思ひのままに叶ふべし・商すすみて買ふべし・売出しも追々よし・生死十のものは九ついく・勝負事は勝つ・近くよろこび事あるべし・何事も時至るの兆なり、期をのがさばかへりてあしき事に至るとしるべし。

身曾貴中瀬の占い:川の中瀬に浮かんだり沈んだりもぐったりして、身の汚れを洗い流しなさい。

内容を確認する
このおみくじは、何事も人のなかだちを得ることによって心の思う通りに成就する兆しです。
しかし、常に心を正しくつつしまないと、身に災いが起こるでしょう。水の中にいて、水にのまれないようにするという意味です。この境をよくよく心に留めておくことが大事です。

・住吉の神様を信心しなさい

・病気はすぐに治る
・方角は東が吉
・無くし物は出てくる
・待ち人は来る
・門出はよい
・家をつくる、引っ越し、嫁をとる、婿をとるのもよし
・訴訟事、思いのままにかなう
・商については買い時だ
・売り出しもおいおい良くなる
・生死については十のうち九は生きるでしょう
・勝負事は勝つ
・近々喜び事がある
・なにごとも時が至っている(満ちている)きざしがある
・時期を逃すと悪いことになってしまう

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ma-ko

科学の世界にどっぷりとつかり、企業で研究者の道を進んでいったものの。昔から神様が身近にいたことに気付く。 趣味のお城めぐりと一ノ宮めぐりをするうちに徐々に神話の世界と心の平穏について考えるように。現在はフリーランスのWEBディレクターとして楽しんでいます。

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