橿原神宮(奈良県橿原市)神武天皇即位の地に創建された神社

橿原神宮とは?

奈良県橿原市かしはらしに鎮座する橿原神宮。初詣の参拝客が、奈良県で2番目に多い人気のある神社となります。

ちなみに、最も参拝客が多いのは春日大社。

明治時代に創建された新しいお社で、初代神武天皇じんむてんのうの即位した宮跡に創建されました。

創建からまだ100年と少しとは言え、日本建国の地に創建された橿原神宮は、神武天皇の強力な勝ち運にあやかることができると言われる、強力なパワースポット。

橿原神宮は、何か大きなことを成し遂げたい方に参拝をおすすめする神社です。

橿原神宮の御祭神

  • 神武天皇
  • 五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)

橿原神宮の御祭神は、初代神武天皇とその皇后・媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)。

媛蹈鞴五十鈴媛は神と大和国の豪族の娘との間に生まれたと伝えられている女性で、神武天皇が即位するにあたり、正式な妃として迎えました。

一説によれば、父親の神さまは大物主神(オオモノヌシノミコト)なのだとか。

神と大和の豪族の娘の間に生まれた女性を妻にしたのは、神武天皇がその即位に正当性をもたらすためだったと言われていますよ。

橿原神宮のご利益

橿原神宮のご利益は、東征を成し遂げ、初代天皇として即位した神武天皇の強力な勝ち運にあやかった、開運厄除・出世開運・勝運祈願。

何か大きなことを成し遂げたい方に参拝をおすすめします。

橿原神宮の見どころとパワースポット

橿原神宮は明治時代に創建された、比較的新しいお社ですから、社殿のほとんどは明治時代以降のもの。

ですが、本殿は1855年(安政2年)に、京都御所に賢所(かしこどころ、三種の神器である八咫鏡を祀る場所)として建てられたものが、創建に際して移築されたもので、重要文化財に指定されています。

京都御所から移築された建物としては、他に神楽殿があったのですが、残念なことに1993年(平成5年)に火事で焼け落ちてしまいました。

その他に、重要文化財に指定されている建物には、1844年(天保15年)に建てられ、1967年(昭和42年)に橿原神宮に移築された文華殿(ぶんかでん)があります。

残念なことに、通常は非公開の建物のため、結婚式などの利用時にしか見ることができません。どなたかお知り合いの方が橿原神宮で結婚する時に、見学させていただきましょう。

動物のおみくじが有名

参拝を済ませたら、神武天皇にゆかりの深い動物をかたどったおみくじを。

神武天皇を導いた金色のとびをモチーフにした金鵄みくじと、東征の際に勝敗を占った鮎をモチーフにした鮎みくじの2種類があります。

とてもかわいらしいので、ぜひおみくじをひいてくださいね。

周辺の見どころ

天気が良ければ、畝傍山にぜひ登りましょう。

高さ198メートルの山頂からの眺めは素晴らしいですよ。

2つある登山道は、西側からのほうが緩やかな傾斜で登りやすいのでおすすめ。

橿原市は、明日香村あすかむら(あすかむら)観光の拠点となっている街。桜井市の大神神社おおみわじんじゃや、蘇我馬子そがのうまこの墓所と伝えられている石舞台古墳いしぶたいこふん、飛鳥美人の壁画で有名な高松塚古墳たかまつづかこふんなど、観光スポットがめじろ押しです。

橿原神宮を参拝するときは、ぜひ日程に余裕を持たせて、明日香村や吉野などに足を伸ばして観光を楽しみましょう。

橿原神宮の歴史について

橿原神宮は、明治時代に創建されました。

創建から130年たった、まだ新しい神社です。

初代神武天皇が即位したと伝えられている、畝傍橿原宮うねびかしはらぐうの跡地と伝わる場所に、神武天皇を祀る神社の創建を地元の有志が願いでます。

この願い出に感銘を受けた第122代明治天皇は、神宮の創建を命じました。

明治天皇の命により、1890年(明治23年)に、畝傍山うねびやまの東の山麓にある宮の跡地と伝わる場所に、橿原神宮は創建されたのです。それ以来、奈良県だけではなく関西地方、また他地域からも、勝ち運上昇を願う大勢の人たちが参拝する神社となりました。

また、皇族の方々が参拝する神社としても知られています。

初代神武天皇とは?

神武天皇は、天照大神(アマテラスオオミカミ)の五世孫にあたり、日本を建国した天皇です。

日向国ひゅうがのくに(現在の宮崎県)で生まれ、15歳で父の後継に選ばれました。45歳の時に3人の兄や臣達を率いて日向国を出て、東征を開始します。

さまざまな試練を乗り越え、大和国やまとのくに(現在の奈良県)に至り、畝傍山の東南にあたる土地に、畝傍樫原宮を造営しました。

その後、辛酉かのととりの年の正月一日、神武天皇は畝傍樫原宮で初代天皇として即位します。

明治時代に、現代の我々が使用している太陽暦のグレゴリオ暦を用いて、神武天皇の即位の日は、紀元前660年の2月11日に比定されました。

そのため、2月11日が「建国記念の日」として祝日になっているのはこの日を元に設定されているのですね。

『古事記』や『日本書紀』の記述によれば、神武天皇は即位から76年目に、127歳で崩御したと言われています。

もし古事記や日本書紀の記述の通りなら、ものすごく長生きだったということですね。

ただし、神武天皇の実在を疑う学説もあります。

実在を疑う学説には、実在した可能性が高いと言われている第10代崇神すじん天皇と、神武天皇は同一人物だとするものも。

記紀に記録された神武天皇と崇神天皇の事績が似ていることと、崩御したあとで王様などに贈られる名前である諡号しごうの「ハツクニシラス」が共通するなどから、2人が同一人物だと考えられているのです。

「ハツクニシラス」は、「初めて国を開いた」という意味ですから、同じ諡号を持つ人が2人いるのは変ですよね。実際はどうだったのでしょう?

この時代は、同時代の文字史料が残されていないのです。ですから、今でも2人が同一人物かどうかについては決着がついていません。今後も、決着がつくことは恐らくないでしょうがロマンがありますね。

橿原神宮へのアクセス

公共交通機関を利用する場合

近鉄橿原線橿原神宮前駅下車、徒歩約10分

車を利用する場合

大和御所道路御所インター下車、県道133号経由、約12分

まとめ

奈良県橿原市に鎮座する、橿原神宮。

初代神武天皇とその皇后を祀る神社で、明治時代に創建されました。

神武天皇が即位した、畝傍山の東南麓に建てられた宮の跡地を境内にしており、古代日本の息吹を感じられる絶好のロケーションに位置しています。

ご利益は、東征を行って初代天皇として即位した神武天皇にあやかった、開運、出世、勝運上昇。

これらのご利益を願う方は、ぜひ参拝しましょう。橿原市は飛鳥路観光の玄関口にもなっていますから、参拝後は観光も楽しいです。

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