事任八幡宮は旧東海道の日坂宿と掛川宿の間にある神社。神社の名称からも伝わってくるのですが、この神社は「言葉のままに願いが叶う」といわれる人気の神社です。通常の八幡宮は誉田別尊(ほむたわけのみこと)のみが祀られていることが多いが、事任八幡宮は玉依姫も合祀されている。非常に歴史が深く、延喜式には「己等乃麻知神社(ことのまちのかむやしろ)」と記載され、860年には従五以下に叙せられている。
祭神
主祭神 己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)/応神天皇
息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)/神功皇后
玉依比売命(たまよりひめのみこと)
忌部の神である玉主命(たまぬしのみこと)の娘神様で、中臣の祖である興台産命(こことむすびのみこと)の后神様です。また、枚岡神社や、春日大社にお祭りされている天児屋根命(あめのこやねのみこと)の母神様です。
ことのまちの「こと」は「事」でもあり「言」でもあります。また「まち」は「麻知」でも「真知」でもあります。真を知る神、言の葉で事を取り結ぶ働きをもたれる神様として、また、言の葉を通して世の人々に加護を賜う「ことよさし」の神として敬われています。天と地と人を結ぶ、とても大切なお働きをなさる神様です。引用:事任八幡宮
摂社・末社
ぜひ本宮山にも参拝しよう
近くの本宮山の中腹に鎮座する本宮へも是非あわせていきましょう。
本宮は元々神様を祀っていたとされる場所で非常にパワーが強いです。神社境内から歩道橋か信号を渡ってすぐのところに入り口がありますし、山といっても5~10分で登れる程度(階段271段)です。スニーカーなど歩きやすい靴と服装であったほうがより良いでしょう。
お参りする前には社務所によって、ガーゼ布をいただいていくと良いです。本宮で使用します。もし無い場合でも自分で白い布を持っていってもOK。
何に布を使うかというと、石を拭くため。
本宮のお社の周りには白い石が敷き詰められており、この石を拭くことで「福」を授かることができるそうです。
石は3つ選ぶという習わしがあり、それぞれ拭くときに願うことを変えてあげます。お社の下にある石の中から、ピンと来た3つを選んでくださいね。
1つめは神様のため、2つめはみんなのため、3つめは自分のために。
ふきふき、ふきふき・・っと。
言葉にしたことが叶う神社ですから、しっかりと声に出して願い事をするとさらに効果が出るかもしれませんよ。あまり本宮まで登る方は多くないようですので、恥ずかしがらずに願っていることを口に出してみてください。