厳島神社のおみくじの意味【1～10番】

厳島神社のおみくじを引いたけれど、意味が分からないという方は多いでしょう。厳島神社のおみくじは「平」という珍しい吉兆が入っているので、他の神社のものと比較すると中身をしっかりと読み取る必要が出てきます。

神様からいただいたメッセージを余さず受けられるよう、解読・解説していきますのでご確認ください。

厳島神社のおみくじ 1番

天地渾沌兆（てんちこんとんのちょう）

『吉凶末分』

これはあめつちのはじめのときなれば、ぜんあくともにわかちがたし。ばんじ、こころながく、ときのいたるをまつべし。ものごとてはじめのみにして、おもうようにならず。ゆくゆくはかならずよきかたにむくべし。

方角　北西の方よし
建築、家移り　よし
待人　きたるおそし
失物　よういにでがたし
病気　ながけれどもなおる
縁談　よし
商売　かいよしうりわるし
旅立　よし
勝負事　かつ
人ごと　せわせぬがよし

厳島神社のおみくじ 2番

天先成兆 (てんまづなるのちょう)

『吉」

これは上つがたにはよし。天の如くあうぎとうもばるることあるべし。下々のものには、あたらず、諸々のにくみをうけて物事やぶれを
、取るべし。万事さきへ進む心ありよきことには用いてよし。

厳島神社のおみくじ 3番

地後定兆（ちのちにさだまるのちょう）

『平』

これは地のちにさだまるの兆なれば、ものごとひかえめにして、人にしたがいこゝろをやさしくもてば吉となる。一ぶんにして人にさきだつときはさまたげありて、とげがたし つつしみ第一なり

厳島神社のおみくじ 4番

神代七世兆（かみよななよのちょう）

『平』

これは男女ありていまだ交わらざる兆にて何事も時いたらず、気永く時節を待ちてなさざれば、よろしからず。物事静かに心がくるときはよしとしるべし。

方角　南東の方よし
待人　来たる
建家、家移り　よし
勝負事　かなわず
旅立　よし
病気　おいおいよし
失物　今でがたしのち見つかる
縁談　よし、いそぐべからず
商売　買売いとも悪し

厳島神社のおみくじ 5番

鶺鴒兆（とつぎおしえとりのちょう）

『吉』

これは何事によらず、我が知らぬ事も、思いのほか人の助けによりて、たやすくなしうる心なり。子孫栄える幸いあり。たゞし、隠楽にふけるときは、
身を滅ぼす恐れあり。

方角　北東の方よし
病気　治る、信心すべし
勝負事　よし
旅行　よし 道に油断するな
失物　思わぬ所よりでる
建家、家移り　よし
待人　来る先よりさたあり
縁談　よし
商売　買よし、売は、みあわせ

厳島神社のおみくじ 6番

先言兆（ことさきだちのちょう）

『凶』

これは万事、逆にゆく兆なればおそれつつしむべし。とかく下々よりことをしそんじることあるべし、子孫のうれいあり、かえすがえすつつしむべし。

方角　北西の方よし
待人　来る損してかえる
建家、家移り　よし
縁談　はじめ面倒あり、後にはいたってよい。
商売　損多し、しかし強く押せば良きこともあり。
勝負事　悪し
病気　治る
失物　出る
旅立　よし

厳島神社のおみくじ 7番

改言兆（のりあらためのちょう）

『吉』

これは一度あやまち、後に改めて吉となる兆なり、故にあやまちありと思わば目上の人に教えを受けて改め、正すべし、しからばついには幸いあるべし。

方角　西の方よし
待人　来る、幸よし
縁談　よし
商売　売買共によし
失物　出る
病気　すみやかに治る
旅立　よし
建家　 家移り、よし
勝負事　慎む時はきっと利有

厳島神社のおみくじ 9番

夜見国兆（よみるくにのちょう）

『凶』

これはとおきたびだちつつしむべし たこくにありてはなんぎすべし、とうなんの用心かんようなり、ものごとけがれより、いろいろのわざわいおこるべし、はやくこころをあらたむればすえずえはよきかたにおもむくべし

方角　北の方よし
待人　おそけれどもきたる
病気　ながびくがなおる
建家、やうつり　さわりなし
勝負事　まけ
失物　いでても、てにいりがたし
商売　かうはさわりなし、うるはわるし
縁談　わるし

厳島神社のおみくじ 10番

産屋建兆（うぶやたてのちょう）

『末吉』

これは初めそんもうあれどおいおい繁昌する心なり、万事につきて進みてあやまちなし、貸売りは、ひかうべし

方角　南西の方よし
病気　長びくといえども、後々は治る
失物　時過ぎて出る
勝負事　勝つべし
建家、家移り　よし
待人　来たる、倖よし
縁談　よし
旅立　よし
商売　買売共によし

何事もまめやかに務むればじょうじゅせぬことなし