神社境内にある建物の役割を知りたい!意外と知らない神社の基礎知識

神社に参拝すると、鳥居、手水舎、参拝する建物があるのは誰しもが認識していることと思います。しかし、よくよく観察すると参拝する建物は奥にもう一つ屋根のついた建物があったりと良く分からない建造物であふれていることに気付くでしょう。

今回は神社にある建物とその役割について解説していきたいと思います。

神社にある建造物について

多くの神社は鎮守の森という木々に守られる構造をしています。鳥居をくぐり神社の境内に入るとそこは聖域です。神様の住まう領域になるんですね。

本殿

神様を祀る建物で、御神体などが置かれているお社です。ご神体が山や森など自然そのものの場合には、本殿が建造されないこともあります。
通常は敷地の最も奥に置かれ、塀や柵などで守られていることが多いです。

拝殿

人々が参拝するときにお参りをする場所。寺院の影響から建造が始まったとされています。神職が礼拝する祓殿、捧げものを奉るための幣殿が別に建造される神社もあります。

社務所

神職の方が神社の管理を行う場所。正しくは庁屋といいます。現在御朱印の受付やおみくじ、絵馬といったものを渡してくれる場所として参拝者の利用も多い建物。

絵馬掛・絵馬殿

元々は馬を奉納してご利益を祈願した場所になります。馬を奉納するのが難しい一般の方々が馬の絵を奉納したところから始まった絵馬。現在は絵馬に願い事を書いて納めるという形に発展しています。

手水舎

神社で神様へご挨拶をするときに、身体を清める場所。神社が神様の住まう場所ということで身体をならす意味合いもあります。柄杓を使って手や口をお清めします。

鳥居

人間の住む俗界と神様が住む聖域の境目となる場所。神社の敷地に入る時には一礼してくぐって入りましょう。おまじないだと思ってしっかり作法は守っておきましょう。

神楽殿・舞殿

神前で神楽を奏上する場所。屋根が付けられ、拝殿や本殿とは離れて建造されていることが一般的。

狛犬

もともとは高麗犬を指し、朝鮮半島から伝来した魔除けのための彫刻。左右一対で配置されます。

神社の元のかたち

神社には、参拝するための拝殿や神様が宿る本殿があることを述べました。現代では当たり前となっているこの構造は、大昔は異なる形だったことが分かっています。

本来、日本の神様への信仰は自然信仰から発展している文化です。そのため、元々は社殿など存在しなかったのです。当時は山、森、岩、滝などの自然物そのものが信仰の対象となっていました。

原初の神社は鳥居のみが存在しており、くぐった先にご神体があるというごくシンプルな構造だったのです。

現在のように立派な社殿が建造されるようになったのは、天皇即位の時に行う「大嘗会」という儀式であったとされます。大嘗会とは、天皇が神様へ穀物をささげ、神様と食事をするという儀式です。

大嘗会が行われる神聖な場所として「大嘗宮正殿」が建てられ、これが現在の他の神社へと応用されていったようです。

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