川崎大師のおみくじの意味の解読・解説【31~40番】

川崎大師のおみくじは字も読めないし意味も難しい

川崎大師のおみくじも漢文で書かれている部分が非常に読みにくいおみくじとして有名です。

しかも、「凶」が多いと評判のおみくじ。

パッと出会ってしまって凶のおみくじだけでも心にダメージを受けてしまっても良い場面。そこで、仏様からのメッセージを受け取れないのではもったいないですよね。

また、一般的な神社ではあまりみない、末小吉や半凶や末凶など凶の種類が豊富であることなど珍しい点も特徴です。

川崎大師のおみくじの順番

川崎大師は全部で7種類の吉兆の表記、100種類のおみくじからなります。

  • 大吉
  • 小吉
  • 半吉
  • 末吉
  • 末小吉

川崎大師のおみくじの構成

川崎大師のおみくじは「元三大師みくじ」を使って作られている実は日本でも多く使われているおみくじなのです。

元三大師とは、912~985年に生きた天台宗の最高の位の僧になります。直接この僧侶が作ったわけではないですが、後の天台宗の僧が元三大師から夢枕でのお告げを受けて作ったとされる伝説のあるおみくじになります。

構成は、

  1. おみくじ番号と吉凶
  2. 漢文
  3. 漢文から読み取れる御託宣
  4. 詳細項目について

という大きく4部構成になっています。

特に漢文の部分からメッセージを読みやすくしてくれている御託宣部分も漢字が多かったり、現代語とはちょっと違う言い方をしているので難しいとされます。

nagomeruでは送っていただいたおみくじの画像からこの部分を特にわかりやすい現代の日本語に直して読み解いていきたいと考えています。

番号によって確認ページを準備しております。知りたい番号をクリックしてください。

川崎大師おみくじ

1番~10番
11番~20番
21番~30番
31番~40番
41番~50番
51番~60番
61番~70番
71番~80番
81番~90番
91番~100番

ネット上に画像や文章があるもののみ記載しております。
不足しているものについて知りたい方は、お手数ですがお問い合わせフォームに全文もしくは画像を添付の上ご連絡いただければ解読させていただきます。

川崎大師のおみくじの意味解説・解読

個別の解説に「走り人」というものがあります。病気や旅行などの項目と比べると、珍しいのでなれない方にはわかりにくい。

走り人とは

「走人・走り人」とは『はしりびと』と読み、自分の元から離れていった人のことを指します。疎遠になった人、いなくなった人、失踪した人のなかで気になる人物を考えれば良い。

川崎大師おみくじ31番

第三十一番

『末吉』

鯤鯨未変時
且守碧潭淇
風雲興巨浪
一息過天池

未だ好機にあらず焦るべからず先の飛躍に備へて実力を蓄ふべし一心に大師を念じて時を待つべし幸を加護せらるべし

願望 時を気水に待つべし分に応じて達すべし
悦び事 遅く後少しく来る
交友 今は平凡な友と思へど後に有力なる助力を得ん
恋愛 今焦るは不可なり喜を願はゞ時をまつ外なし
婚姻 らちあかず心配すれど後まとまるべし
出生 手間とりて重し
職業 不遇をかこつもやがて徳望により功なるべし
住居 さはりなし
造作 工作よろし
旅行 出てさわりなし
方角 東北の間よし
訴訟 始めおくれ立ちて敗色あるも実力にて勝つべし
勝負 漸くにして勝つ
売買 急ぐべからず過慾なれば損失大なり
貸借 焦れば解決困難にしてこげつき貸となる
待ち人 おそし
失せ物 でるもおそし
走り人 便りはあるべし帰るは遅し
疾病 長びくも生命はとりとむべし

意味を確認する

鯤鯨こんげい未だ変ぜざるの時
しばら碧潭へきたんふちを守れ
風雲、巨浪を興さば
一息天池を過ぎん

北の果てにいるという巨大な魚もまだ大鵬という大きな鳥に変身していない。あなたも時の来るまでは、しばらく深い水の淵に身を潜めて力をためる時期。時が来て風雲が巻き起こったならば一気に天の果てまで飛んでいくことができるでしょう。

川崎大師おみくじ32番

第三十二番

『吉』

似玉蔵深石
休将故眼看
一朝良匠別
方見宝光寒

才幹あるもの陰徳をなす者は何時か顕はるゝるなり正しき苦難はまた醐ゐらるべし大師の信仰深ければやがては光栄に輝くべし

願望 焦らず時の熟するを待てば大いに叶ふべし
悦び事 予て思ふたるより悦事大いなり
交友 友情の篤きに感激すべし
恋愛 お互ひの情は不言の中に深し
婚姻 調ひすべて幸なり
出生 幸運なるよき子を得べし
職業 御加護によりて大いに成果を結ぶべし
住居 さわりなし
造作 手なをしよし
旅行 出先またよし
方角 南西の間とりてよし
訴訟 正しきは必ず長びくとも勝訴なり
勝負 勝み多し
売買 共に有利に運ぶべし
貸借 時を貸して親切なればよき解決を得べし
待ち人 遅くとも来る
失せ物 思ひ設ける所より出づべし
走り人 見出すべし
疾病 長びくべししかし本復すべし

意味を確認する

玉の深石にかくるるに似たり
故眼こがんって看るを休めよ
一朝、良匠別ち
まさに宝光の寒きを見ん

実力がある者、ひとに見られてなくても善い行いをしている者は、しばらくすると見返りを得られるでしょう。いい方向に向かう時に必要な辛さは、また報われるでしょう。大師様への信仰が深ければしっかりと幸せを感じられるでしょう。

・願望 焦らずに時期を待つことができれば、期待以上に叶うでしょう。
・悦び事 事前に考えていた以上の嬉しい出来事となります。
・交友 友情の深さにありがたいと感じることでしょう。
・恋愛 お互いの本当の想いは言葉にしていない部分にあります。
・婚姻 調い、すべて幸せにつながっています。
・出生 幸運を感じられる素晴らしい子供が得られるでしょう。
・職業 御加護があって大きな成果がでてくるでしょう。
・住居 問題ない
・造作 修正すると良い
・旅行 行先でさらにいい事があります。
・方角 南西の間にすると良い運勢
・訴訟 裁判は正しいことは必ず長びきますが、しっかりと勝訴を得られます。
・勝負 勝ちとなる可能性が高い
・売買 売り買い両方共に有利となるでしょう。
・貸借 時間を使って親切にしていれば良い解決を得られるでしょう
・待ち人 遅くなりますが来る
・失せ物 思っているところにあります。探せば出てくるでしょう。
・走り人 見つけることができるでしょう。
・疾病 病気は長引きますが、しっかり完治するでしょう。

川崎大師おみくじ33番

第三十三番

『吉』

枯木逢春艶
芳菲再発林
雲間方見月
前遇貴人欽

沈淪の時代漸く去り将に潑刺たる時代に入る愈々大師の信仰を深くして御加護を仰ぐべし発展隆昌期して待つべし

願望 御加護により達成すべし
悦び事 やがて来るべし
交友 徳顕はれて友の真情をうく
恋愛 焦りても得られず愛は融け合うなり後よし
婚姻 先幸ありまとまりも至極よし
出生 安産なり
職業 栄達は実力に副ふなりたえざる努力を要す
住居 よろし
造作 さわりなし
旅行 行先思はしからぬ事ありとも堪へてゆくべし
方角 西北の間よし
訴訟 有力なる応援を得勝訴に■かるべし
勝負 新手を用ひて勝越すべし
売買 機先を制するに利あり
貸借 解決は仲介の力を要すべし
待ち人 来るべし
失せ物 よく尋ぬべし捜索容易ならず
走り人 かへらず
疾病 病人つづくべし家内予防衛生に注意すべし

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冬の間は枯れたようになっていた木々も、春の訪れとともに若葉が芽吹き、華やいできました。
生命力にあふれた青葉の香りもすばらしく、再び林に満ち満ちています。
さらに、雲の切れ間からは月も顔をのぞかせ、明るい光で照らしてくれます。
このように希望にあふれた今、すすんで目上の人に会うことで、仕事や生活の面で大いに助けになってくれるでしょう。

深く沈んだ時代はようやく過ぎ去り、はつらつと活気ある時代へと変化しています。さらに大師様への信仰を厚くしましょう。ご加護をお願いすれば、あとは期待していれば発展していくことでしょう。

・願望 目に見えないものの助けがあり達成されるでしょう。
・悦び事 時間がたてばやってくるでしょう。
・交友 徳が目に見えるような形となり、友の愛情を得られます。
・恋愛 焦ってはいけません。愛の形は融けて後になって状態が良くなります。
・婚姻 幸せがあり、結びつきもとても良いものとなります。
・出生 安産です。
・職業 出世や成果は実力の通りとなる。努力が必要です。
・住居 良い
・造作 問題はありません。
・旅行 行く先で望まぬ出来事がありますが、辛抱しましょう。
・方角 西と北の間が良いです。
・訴訟 力のある方の応援を得て、勝訴となるでしょう。
・勝負 新しい手段を使うと勝ち越すことができるでしょう。
・売買 周りの動きよりも早く行動する事で利益が出ます。
・貸借 解決するには仲介してくれる方が必要となるでしょう。
・待ち人 来るでしょう。
・失せ物 良く他人に聞いてまわりましょう。捜索は簡単ではありません。
・走り人 戻ってきません。
・疾病 病気は長くなります。家の中を清潔にするなど衛生状態に気をつけましょう。

川崎大師おみくじ34番

第三十四番

『吉』

臘木春将至
芳菲喜再新
鯤鯨興巨浪
挙鈎禄為真

更始一新の時至れり大師を念じて慎みて精進すれば必ずや発展の御加護あらん

願望 安易には得られず苦労を伴ふも後大いに叶ふべし
悦び事 意外に喜びを得べし
交友 再会の喜びを見る今回は友を援くべし
恋愛 相愛やがて結実の喜悦を得べし
婚姻 整ひて後先幸大いによし
出生 軽ろし
職業 更新によき時なり但し慎重にすべし
住居 よし
造作 さわりなし
旅行 出先に幸をうく
方角 西の方よし
訴訟 片付く迄永く時を要す強靭なれば勝星なり
勝負 相手も粘りつよし負けずにねばつてよし
売買 売控へ買急ぎてよし
貸借 話合にて解決を見るべし
待ち人 来るも遅し
失せ物 出るも遅し
走り人 時を経てかへるべし
疾病 治るも長引くゆえ看護に力を尽すべし

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臘木ろうぼくまさに至らんとし
芳菲ほうひ、喜び再び新たなり
鯤鯨こんげい巨浪を興し
つりばりを挙ぐれば禄まことたり

冬の間枯れていたように見えた木々も、今まさに春の訪れを感じて芽吹き始めている。小さな花々からは、今年も再び芳香を感じる季節となった。伝説の大魚が時を経て、海の底より大きな波しぶきを立てながら姿をあらわす。自分の持っている釣竿を引き上げようとしたところ、自分の釣り針にかかっているのはまさに目の前の大きな魚であった。

新たに物事をはじめるにあたって、古いものを手放して新しくしていく時期です。大師様を信仰して、慎み深くいることでご加護を得て物事はうまく進むでしょう。

・願望 簡単には思い通りにはならず苦労は必要ですが、後になれば想像以上の成果が得られるでしょう。
・悦び事 思っているのとは違うが嬉しい状況となるでしょう。
・交友 再会を喜ぶようになる。今回は友人の助けてあげましょう。
・恋愛 お互いに愛し合い、とても喜ばしい状態となるでしょう。
・婚姻 整います。後になって大きな幸せとなるでしょう。
・出生 軽くなります。
・職業 新しく始めるには良いときです。しかし慎重さは大切にしましょう。
・住居 良い
・造作 問題ありません
・旅行 出先で良い事に出会えます。
・方角 西の方角が良い
・訴訟 結果が出るまでは長い時間が必要。粘り強くあれば勝ちとなる。
・勝負 相手も粘り強いが、こちらも堪えていれば至って良いです。
・売買 売りは控えて、買いは急ぐと良い。
・貸借 話し合いで解決するように。
・待ち人 来るが遅くなります。
・失せ物 出てくるが遅くなります。
・走り人 出て行った人は時間がかかるが戻ってくるでしょう。
・疾病 病気は治りますが、長引きます。看護を精一杯行うのが良いです。

川崎大師おみくじ35番

第三十五番

『吉』

射鹿須乗箭
胡僧引路帰
遇道同仙籍
光華映晩暉

物事急成を願ふも成らず有徳の人の教導を慎みて受け大師を念じて努むればやがて幸福の境界に入るべし

願望 急ぎてならず御加護ありて成果喜ばしきをみん
悦び事 やがて意を満たすべし
交友 良友の恋言は傾聴すべし今は殊に然り
恋愛 自我性急は不可なり愛を得るは気永きものなり
婚姻 まことによき配偶なり整ふやうつくすべし
出生 かろし
職業 苦言も良薬も共に己の至宝とすべし成功の基なり
住居 控目でよし
造作 さわりなきも派手なるは慎むべし
旅行 よろし
方角 南の方よろし
訴訟 よく一致協力すべし不和なれば負なり和なれば勝なり
勝負 勝目おほし
売買 共に中程をよしとす売りすぎも利なきなり
貸借 永くかゝれども解決すべし
待ち人 途中用事にて遅れて来る
失せ物 限なく尋ねよ人を疑ふは悪し必ず出づべし
走り人 阻てられてかへらず後漸く帰るべし
疾病 余程よく看護すべし本復するも永し

意味を確認する

鹿を射るはすべからく箭に乗ずべし
胡僧、路を引いて帰る
道に遇う、仙籍を同じうするに
光華、晩暉に映ず

川崎大師おみくじ36番

第三十六番

『末吉』

先損後有益
如月之剥蝕
玉兎待重生
光華当満室

先憂後楽こそ正しき人生なりけたる月はやがてつるなり大師を念じて静かに成功をまつべし

願望 早速には充足せず後に漸次叶ふべし
悦び事 急にはなしほど経て来るべし
交友 時に意見の違ひ生ずるも後解くべし
恋愛 行きづまりて進まず焦れあるも気永くすべし
婚姻 急げば不幸なり時をおきて好転すべし
出生 おもし
職業 苦心に酬ゐらるゝは末だしじつくりと仕事してよし
住居 少したちてならばよし
造作 控目にすべし
旅行 よろしからず
方角 東と西北の間よし
訴訟 今の処八分敗訴としるべし
勝負 勝みなし
売買 今は損を重ね後少しづゝよし
貸借 貸借何れも控目にすべし
待ち人 来るもおそし
失せ物 でがたし
走り人 おそくなりてかへるべし
疾病 長びくとも本復すべし

意味を確認する

先に損じ、後に益有り
月の蝕を剥ぐが如し
玉兎ぎょくとの重ねて生ずるを待て
光華まさに室に満つべし

川崎大師おみくじ37番

第三十七番

『末吉』

陰靉未能通
求名亦未逢
幸然須有変
一箭中双鴻

物事意の如くならざれども焦燥すべからず大師を念じ御加護を信じ事態の推移するをまてば幸は徐々に来るべし

願望 失望せず後の達成を信じてよし
悦び事 おそし
交友 一時疎隔するも後懇情に復すべし
恋愛 故障出て苦労あれど後喜びに逢ふべし
婚姻 整うもおそし
出生 少し重し
職業 意に満たぬ日続くも精進すれば後によし
住居 分を考ふればさわりなし
造作 よろし
旅行 旅に出ずづれば途中災厄に遇ふべし
方角 東南の間よし
訴訟 負色濃く辛労するも好転して和解に入るべし
勝負 負こしなり
売買 共に見合はせてよし
貸借 容易に円満の解決を得がたし
待ち人 おそくとも来るべし
失せ物 でがたし
走り人 西南方を尋ぬべし
疾病 長びくとも命に別条なし

意味を確認する

陰靉いんあい未だ通ずるあたわず
名を求めて亦未だ逢わず
幸然すべからず変有るべし
一箭双鴻そうこうあた

雲が暗く空に広がって日の光は差し込んでこない。成功しようと思ってもこちらも運が開けない様子。しかし、時間がたって思いもよらぬ所で幸運がやってきて、一本の矢で二羽の鳥を射落とすような嬉しい出来事が起こります。

物事は思い通りにならないと思うかもしれませんが、焦りは禁物です。大師様を念じて、そのご加護があると信じることができれば良いです。そうすることで、事態が動くのを待てばゆっくりとではありますが幸せはやってきます。

願望 現在の状況を見て落ち込まず、後に来る願望の達成を信じられれば良い。
悦び事 遅くなります。
交友 一時的に疎遠になってしまうことがありますが、後になってまごころを通わす仲に戻るでしょう。
恋愛 原因ある障害が発生して苦労がありますが、後に喜ばしい出来事に発展するでしょう。
婚姻 整いますが遅くなります。
出生 少しだけ重いお産となります。
職業 思うようにいかないと感じる時間がありますが、精進することで良い結果となります。
住居 自分に適した範囲を認識できていれば問題ない。
造作 良い。
旅行 旅に出ると途中で災いに出会うでしょう。要注意。
方角 東南の間が良い。
訴訟 負けとなる確率が高く苦労しますが、後になって好転して和解も可能となるでしょう。
勝負 負けが多くなります。
売買 売買は控える方が良い。
貸借 簡単には解決しにくいでしょう。
待ち人 遅くなりますが、来ます。
失せ物 見つけるのは難しいです。
走り人 西南の方向で聞いてみましょう。
疾病 長くなりますが命に問題はありません。

川崎大師おみくじ38番

第三十八番

『半吉』

月照天書静
雲生霧彩霞
久想離庭客
無事惹咨嗟

思ひも設けぬ厄災に遇ふとなり一心に大師の冥助を祈り万事慎み控へめにすれば厄難を免るべし

願望 野望はすつべし小にして叶ふも後味わるし
悦び事 少なし
交友 情けたり思ひやりを深くすべし
恋愛 悲しく別るゝとも短慮をつゝしむべし
婚姻 調ひがたし
出生 おそし
職業 軽挙を戒しめ着実なれば後よし
住居 慎重に考へ後移るべし
造作 控目なるべし
旅行 遠くは控へよ
方角 東北の間よし
訴訟 負訴の悲歎をうくべし和解出来ればすべし
勝負 到底勝みなし
売買 見送るべし
貸借 思はぬ損失を招くべし
待ち人 来らず
失せ物 でがたし
走り人 かへりがたし
疾病 危けれど助かるべし

意味を確認する

月は照りて店書静かなり
雲は生じ、霧は霞を彩る
久しく想う、離庭の客
事無くして、咨嗟しさ

川崎大師おみくじ39番

第三十九番

『凶』

望用方心腹
家郷被火災
憂危三五度
由損断頭材

腹心の人に反かれ内に火盗の難に遇ふとなり一心に大師を念じて周到綿密なればわずかに厄災を免がるべし

願望 せめて災厄を免るゝ事を願ふべし
悦び事 あらず
交友 親友にも反かるべし
恋愛 憂苦のみつゞくべし
婚姻 家内同調せず整ひがたし
出生 難産なり
職業 地位も財宝も失ふことあり心静かに努むべし
住居 強いて移れば悪し
造作 控ふべし
旅行 止むなき外やむべし
方角 北東の北よりがよし
訴訟 不和離反ありて到底勝を得ず
勝負 負越し
売買 共に利あらず
貸借 苦労の種子となり解決遅し
待ち人 来らず
失せ物 早く尋ぬべし遅るゝときは出がたし
走り人 かへることかたし
疾病 よく手当肝要なり

意味を確認する

望用、心腹にあた
家郷火災をこうむ
憂危三五度
なお頭材を損断するがごとし

川崎大師おみくじ40番

第四十番

『小吉』

中正方成道
姦邪恐惹愆
壷中盛妙薬
非久去煩煎

人は兎角邪悪へ心ひかれて災厄をうくるなり心正しければ大師の御加護にて災厄を免がれ幸を得べし

願望 正しきは後少しく叶ふ
悦び事 邪悪のものにはいたらず
交友 善悪識別して交はるべし災身に●らんとしつゝあり
恋愛 真実は良薬の苦きに似たり甘言にのるなかれ
婚姻 正しきは好都合に調ふべし
出生 時かゝれど軽し
職業 中庸にして努めよ片よれば幸ならず
住居 よし
造作 よし
旅行 旅先の幸を得べし
方角 南西の間よし
訴訟 理正なりとも有力の材料乏しければ負なるべし
勝負 勝みなし
売買 共にさき少し利あれど今は利なし
貸借 慎重にして奉じてよし
待ち人 来るべし
失せ物 でがたし
走り人 帰るはあてにならず
疾病 癒るも手厚き看護を要す

意味を確認する

中正方に道を成す
姦邪恐らくあやまちを惹かん
壷中妙薬を盛る
久しきに非ずして煩煎はんせんを去らん

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