吉田神社(京都府)のおみくじ(和歌みくじ)の意味がわからない【解読・解説】

京都市内にある吉田神社は室町時代より続く節分祭で有名な神社。

貞観元年(西暦859年)平安京の守護神として創建されており、歴史のある神社となっています。

この吉田神社は古くより魔よけとしての力があるとされる梔色くちなしいろを大切にしており、お札はもとよりおみくじも同様にこの色が使われています。

吉田神社のおみくじについて

吉田神社のおみくじは和歌みくじと呼ばれる、神様からのお言葉が和歌で書かれている神社のひとつです。

和歌と合わせて、解説もあるので読める人には読めるのですが、やはり現代語のニュアンスとはやや異なる書き口のため正しくメッセージを受け取りたい方にとってはもどかしさもあるでしょう。

今回は、吉田神社の和歌みくじの解読を行ってみたいと思います。

このページ執筆に当たっては、インターネット上におみくじ画像が掲載されているものを利用しています。掲載ないものについては画像添付の上、お問い合わせいただければ解読させていただきます。お気軽にどうぞ。

吉田神社おみくじ6番

第六番

『大吉』

寄り来る神の御靈も世のなかの
人を幸ふこととこそ知れ

此御諭しの神歌の意は神々の御心として夫々の所に御霊寄し賜へるは世の中の人を憐み思召て人々を幸へ賜はむとの御意と知れたり

○歓喜ごと有べし
○待人来る
○失物
○疾病は神を信じて全快すべし
○方角、
○奉公等大ひによし

 

このおみくじの示すあなたへのメッセージは、神々は人を憐み、幸せにしようとしてさまざまな場所に降りていらっしゃいます。

吉田神社おみくじ7番

第七番

『吉』

たなつものみのりもよくてとよとしの
ためしなりとていはふ諸人もろびと

此御諭しの神歌の意は田穀物とて米をはじめ作れる品々皆実のりよくて豊年の験しとて諸の物価安く上下喜悦祝ふとなり然れば人々別て神祭りして祝ふべし

○歓喜ごと有べし
○待人来る
○失物出べし
○売買共に利あり
○疾病快よし
○勝負事十分利あり
○方角、西北よし
○家造、移居吉
○縁談ととのふ旅行等よし

 

このおみくじの示すあなたへのメッセージは、お米をはじめとする穀物・食べ物の実りが素晴らしく豊作となる。そのことによって物価が下がり、偉い人から一般の方まで非常に嬉しいことでしょう。これは神様からの恵みですので、しっかりと神様にお祭りして祝うのが良いでしょう。

 

吉田神社おみくじ8番

第八番

『半吉』

なかのおたしきことを朝夕あさゆふ
乞祈こひのみまつるかみ御功徳みいさを

此御諭しの神歌の意は世間の穏しくも安平にあれかしと願いて日々に天神地祇に乞祈奉れば其身に幸福あらむとなり

○歓喜こと半なり
○待人来る
○公事訴訟大方かなふ
○失物出べし
○売買利有り
○病は日を追ひてこころよし
○方角、東南吉
○家造転宅、縁談、奉公等よし、旅立ち遠方に行くはよろし

 

 

このおみくじの示すあなたへのメッセージは、世の中が穏やかで平和であるようにと日々すべての神様にお祈りしていれば、其のお祈りに答えて神様からご利益として幸福があることでしょう

 

吉田神社おみくじ11番

第十一番

『吉』

世の中のことにむくひのありといふ
ことを思ひてあしきことすな

此御諭しの神歌の意は世の中の事は報という事あれば悪きことを人しれず為とも天地の神祇見そなはし賜へば善をなせば吉報あり悪をなせば凶報あるとなり

○喜悦有べし
○待人来る
○失物出べし
○売買、買込に利あり
○疾病すみやかに本復すべし
○方角西北方角吉
○家造、移転、婚礼、旅行、奉公何れもよし
○争ひ利ありなれども後の難を慎むべし

このおみくじの示すあなたへのメッセージは、世の中には報いというものがあるということを認識せよということです。悪いことをしたとして、たとえ誰も見ていなかったとしても神様は見ているものです。善い行いをすれば善いことが起こり、悪いことをすれば災いがあるものです。

吉田神社おみくじ13番

第十三番

『吉』

これといひあれといへどひとすじに
家のさかえをたのしみとなせ

此御諭しの神歌の意は人々彼これと心用ゆるも実は己れの家の栄を●●尋常の情なれば彼是と迷はず先祖より賜はる家の業をはげみつとめよと●

○願望歓喜ごと有べし
○待人来る
○失物知れるべし貿易買いこみて利あり
○疾病は本復すべし
○方角、東南方よかるべし
○家造、移居はことによし、縁談、旅立よし
○勝負十分の利あるべし

吉田神社おみくじ14番

第十四番

『半吉』

冬かれの草木もいつか春くれば
もとの青葉を見るぞ楽しみ

此御諭しの神歌の意は人も冬枯の草木の如く落魂下れば天より我を罪め賜えるなりと思ひて心正しくして慎み守れば春来りもとの青葉になりて花咲実のり再度栄えるの事あるを楽しみ待つべし

○歓喜半なり
○待人来れどもおそし
○失物出れどもおそし
○売買半利損することあり用心すべし
○疾病長びくといへども本復すべし
○方角西南の方よし
○家造転宅さわりなし
○争ひ事利あらず旅行出先にさまざまのひまどり出来る事あり

 

このおみくじの示すあなたへのメッセージは、人も枯れている草木のように気持ちを落としていると、天の神様からのそのあやまちを正すような出来事があると思いましょう。そのようにして心正しく、慎み深くいれば、草木と同様に春が来て、青葉が芽吹き花が咲くようにもう一度よいことがあるものです。その日を迎えるためにも、今は誠実に生きましょう。

 

・争い事は利益になることがありません。旅行は出先で色々時間がかかる出来事に遭遇するでしょう。

吉田神社おみくじ17番

第十七番

『末吉』

寿ぎごとを、まちて喜ぶ民ぐさの
すへの栄を祈りこそすれ

此御諭しの神歌の意は寿ぎごとを待てとは祝ひ喜ばしきことを待ちて今如何やうな辛き憂れひことあるとても行末の幸を楽しみて神にまかせ時の来るを慎みて待つべしとなり

 

このおみくじの示すあなたへのメッセージは、辛い事や悩み事などがあっても、良いことがあるから、その時が来るのを楽しみに、神様に任せて、慎みながら待ちなさい。

吉田神社おみくじ22番

第二十二番

『吉』

すべて只世は常とはに神世なり
人の世代とは思はざらまじ

 

○願望かなふ
○待人来る
○失物出べし
○売買十二分の利あり
○疾病十に九は本腹すべし
○方角西北よし
○争ひ事勝つべし
○家造り、やうつり、縁談、旅立ちはよし

吉田神社おみくじ23番

第二十三番

『吉』

のきのはのあらしかぜはさわげども
春を覚ゆる家のうちかな

此御諭しの神歌の意は心を和らかにもちて親類縁者に交われば争ひ事もなくなりて一家和合するという知せなり

○待人後れて必ず来る
○争論ごと勝つ人に頼むが吉
○失物出る探せ
○売買利有
○疾病癒る
○方角何れも吉
○家造、奉公、やうつり、縁談、旅行等大ひによし

このおみくじの示すあなたへのメッセージは、心を穏やかに保って、親や親戚などと関係性を持っていれば、何れ争い事もなくなり、一家がまた仲良くなることが出来るというお知らせです。

吉田神社おみくじ25番

第二十五番

『末吉』

ひとのためよしおもひてなすことも
悪しきとなれることを思ひて

此御諭しの神歌の意は世の人々功をなし世の為人のため善と思ひて力を盡してなせども却て障となることもあれば何事も能諮りて己を慎み守るべしとなり

○願望叶わず
○待人来らず
○失物出ず
○売買ともに元手を失ふ事あり
○病気は十にして二なり
○方角乾艮方吉、家造やうつり、縁談、奉公よろしからず
○旅行出先に困難あり謹むべし

このおみくじの示すあなたへのメッセージは、人は成功して世間の人々に対して世のため人のためのつもりで行動するかもしれません。ですが、この良いと思ってやったことも受け取り手によっては迷惑となる可能性もあると知りましょう。どんなことも自身を振り返り慎み深くあり続けることが大切です。でしゃばり過ぎは禁物です。

 

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